歌舞伎町の女王 母親に捨てられた篇

 In ボーダーライン

 

母が出ていった。

いつも来てた男と暮らすそうだ。

 

私は祖母とふたりになった。

 

椎名林檎のこの曲を聴くと思い出す。

遠い過去の日。

 

「十五に成ったあたしを置いて女王は消えた

毎週金曜日に来てた男と暮らすのだろ」

 

私は

寂しいとか悲しいとか

なんの感情もなかった。

 

はっきり言って

どうでも良かった。

 

だって

こっちは

尾崎豊の世界だったのだ。

 

「盗んだバイクで走り出す行き先もわからぬまま

暗い夜の帳のなかへ」

 

私は男をたぶらかすのに忙しかったのだ。

 

ちょうど高校受験で

家庭教師がついていた。

 

真面目な大学生。

それをからかうのが楽しくてしょうがなかった。

勉強などしない。

一回2時間

ずっと誘惑して遊んでた。

真面目だから

必死に感情を抑えてるのがわかる。

だって大学生だよ。

普通にヤリたいお年頃。

 

とうとう

最終的に

私を押し倒したけどね。

 

私はボーダー。

愛情など無い。

 

押し倒したから

キスして終わり。

その先は無い。

そしてクビにする。

 

何人

家庭教師が変わったか忘れた。

 

母は母でひとりの男に夢中になり

娘は娘でいろんな男をたぶらかし

笑える。

 

だけど

何人も男をたぶらかして遊んでも

 

虚しさは

消えなかった。

 

ほんとうに欲しいものはなに?

 

私はいったいなにが欲しかったのでしょうか?

 

母親の愛情?

そんなものは

とっくに諦めていたような気がします。

 

でも

いつもなににも満たされなくて

こころの中は

虚しさでいっぱいでした。

 

家庭教師をおちょくっても

そいつらが欲しいのは

私の身体でしょう。

 

私は

本物の

愛情が欲しかった。

 

なににも代えがたい「愛情」

 

こころから欲していたのは

きっと「愛情」です。

 

地元の先輩のエミさんが

作ってくれた

ハンバーグ。

 

エミさんは優しかった。

エミさんの

ハンバーグは愛情の味がしたような気がします。

 

肉親から愛をもらえない私は

やがて

外の世界で

愛を探して歩くようになっていきました。

 

ありがちだけど

 

ほんとに

ありがちですが

私は地元の不良仲間とつるむようになりました。

 

みんな

なにかしらの問題を抱えてた。

 

寂しから

いつも集まった。

 

溜まり場だった

たこ焼き屋。

 

私達のほんとうの姿を見てた

たこ焼き屋のおばちゃんは

 

もう

星になってると思うけど

 

受け継がれていく

不良達を

どんな気持ちで見てたのでしょうね。

 

私達の

寂しさを黙って見てた

おばちゃんでした。

 

 

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