こぼれ落ちたこころ

 In ボーダーライン

 

記憶が曖昧なのだ。

 

幼い頃から

 

覚えているのは

理不尽な暴力と無関心だ。

 

私は二十歳のころ

妊娠した。

 

結婚を考えてた人だ。

当然

産もうと思っていた。

 

そして

母親に

彼を紹介して

結婚の許しを得るはずだった。

 

その頃

もう6ヶ月は過ぎていただろう

 

母親など

大嫌いであったから

私が

子供を産むことに

母親の意思など関係ないと思っていた。

 

それに

もう二十歳を過ぎた大人だ。

自分のことは自分で決める。

 

ある日

母親に呼び出され

母親の車に乗せられ

連れて行かれたのは

産婦人科だった。

 

私が通っていた

産婦人科ではない。

 

田舎の産婦人科。

 

その病院の

産婦人科医に診察を受けた。

なぜこんな病院に?

 

その医者は

「それではこのまま入院していただきます」

はぁ?

母親はずっと横にいる。

 

そして

そのまま

私は入院させられた。

 

嫌な感じしか無い。

なぜ入院か?

詳しい説明もない。

 

嫌な予感に

私は

ここから逃げなきゃ!

とにかく逃げなきゃ!

 

私は

病院の廊下を

走って逃げた。

 

すると

鬼の形相の母親が

 

私を

追いかけてくる。

 

廊下は行き止まりだ。

 

母親は

私の髪を掴み

廊下をそのまま

ずるずると

凄い力で引っ張っていく。

 

その

産婦人科と

どんな話になっていたのかは

わからない。

 

 

私のお腹は

もう

掻爬手術はできない時期にきていた。

 

よく覚えてないのだが

なんだか子宮に

バルーンを入れられて

一晩寝かされて

無理に

早産したと思う。

 

したと思うとは

あまりに曖昧な言い方だが

ほんとに

よく覚えてないのだ。

 

あまりにもつらすぎて

記憶がないのだ。

 

 

娘の身体のことに

なんの気遣いもない。

 

いつも

母親にあるのは

世間体だけだ。

 

うちは地元では

ちょっと有名な家だった。

 

だから

娘が

大きなお腹で結婚など

許せなかったのだろう。

 

母親にあるのは

見栄だけだった。

 

私の

お腹の赤ちゃんは

私の

お腹から

こぼれ落ちていき

遠くの空に帰ってしまった。

 

私が

無くしたものは

私のこころ

そして

小さな命。

 

私は

赤ちゃんを

コロシタ・・・

 

毒親

 

現在では

どうしょうもない親のことを

「毒親」と呼びます。

 

うちの母は

まさしく「毒親」でした。

 

私は

母親に

何度も

こころを殺されました。

 

そして

この事件は

まさしくほんとうの殺人です。

 

母親は

孫になる

赤ちゃんを

殺しました。

 

なぜ

そんなことが出来たのかわかりません。

何十年も前の話で

私自身の記憶も曖昧だし

 

しかし

あれは

無理矢理の出産でした。

 

それまでにも

何回も、何回も

私は

こころを母親から

殺されてきたのです。

 

自分の不幸を

親のせいや

産まれた家のせいに

するのはどうかと思いますが

 

私は

親から

普通の愛情というものを受けて

育ちたかったです。

 

 

今あなたは、どんな気持ちを感じていますか?

    ※一度に複数選択していただけます。

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